12月の米建設支出は0.3パーセント増で市場予想と一致 民間住宅投資の回復が非居住用の落ち込みを補う
米商務省が27日に発表した12月の建設支出は前月比0.3パーセント増となり、市場予想と一致しました。戸建住宅の建設やリフォーム需要が全体を押し上げた一方、オフィスなどの民間非居住用支出や公共事業は減少が続いています。住宅ローン金利の高止まりや人手不足、資材価格の高騰が依然として建設業界全体の重石となっています。
アメリカ合衆国の商務省統計局が金曜日に発表したデータによると、12月の建設支出は前月比0.3%増加した。これは11月の0.2%減少から反転した形で、エコノミストの予想通りの結果となった。なお、前年同月比では0.4%の減少となっており、今回のデータ発表は昨年の政府閉鎖の影響で遅延していた。

民間建設プロジェクトへの支出は12月に0.5%増加した。特に住宅建設への投資が1.5%増と大きく伸び、11月の横ばいから回復した。内訳を見ると、新築の戸建て住宅プロジェクトが1.5%増加したほか、市場で小規模なシェアを占める集合住宅も0.1%増加した。住宅の改修工事もさらに拡大している。
12月は加速が見られたものの、住宅建設全体としては依然として停滞感が漂っている。その背景には、住宅ローン金利の上昇や、輸入関税に伴う建築資材の高騰、そして労働力不足がある。ここ数週間でローン金利は低下傾向にあるものの、建設用地の不足が依然として足かせとなっている。住宅投資は4四半期連続で減少しているのが現状だ。
非居住用部門では、オフィスや工場などの民間非居住用構造物への支出が0.7%減少した。人工知能(AI)を支えるデータセンターの建設需要は急増しているものの、非居住用構造物全体としては8四半期連続で縮小している。
公共建設プロジェクトへの投資は0.5%減少した。州および地方政府の建設支出が0.7%減少した一方で、連邦政府のプロジェクト支出は1.6%増加した。







