英住宅価格が2月に前年比1.0%上昇し市場予想を上回る 2025年末の落ち込みから緩やかな回復基調を維持
英住宅貸し手ネイションワイドが発表した2月の住宅価格は、前年同月比で1.0%上昇し市場予想の0.7%を上回りました。2025年末の予算案を巡る不透明感による落ち込みから緩やかに回復しており、住宅ローン承認数もパンデミック前の水準を維持しています。市場では今月の英中銀による追加利下げへの期待が一段と高まっています。
英国の住宅市場が、予想を上回る底堅さを見せている。大手住宅金融組合のネイションワイドが発表した最新のデータによると、2月の住宅価格は前年同月比で1.0%上昇した。これは、ロイターがまとめた市場予想の0.7%を上回る伸びとなっている。前月比では0.3%の上昇を記録し、1月と同水準の成長を維持した。2025年末には、レイチェル・リーブス財務相による予算案を受けた不透明感から一時的な落ち込みが見られたが、市場は着実な回復軌道に戻りつつある。ネイションワイドのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は、この状況を次のように分析している。> 今回のデータは、2025年末の落ち込みを経て住宅市場が緩やかな回復を遂げているという見方を裏付けるものであり、昨年末の減速は予算案発表前の不動産税変更に関する不透明感を反映していた可能性が高い。住宅ローン承認件数はパンデミック前の水準を維持しており、先行指標としても明るい兆しが見える。市場では、イングランド銀行(英中央銀行)が今月中に政策金利を3.5%に引き下げるとの観測が強まっており、借入コストの低下がさらなる需要を喚起するとの期待がある。しかし、キャピタル・エコノミクスのチーフ英国エコノミスト、ポール・デイルズ氏は、外部要因によるリスクを指摘している。> 中東情勢によるインフレショックが利下げを制限し、住宅市場の回復にブレーキをかけるリスクが高まっている。今後発表されるイングランド銀行の統計でも、1月の住宅ローン承認件数が微増することが予想されており、住宅市場の持続的な回復が確認されるかどうかに注目が集まっている。











