ドイツ鉄道の2025年最終赤字は23億ユーロに拡大しインフラ老朽化や長距離部門の減損が業績を下押しする

ドイツ鉄道の2025年最終損益は23億ユーロの赤字となり、前年の18億ユーロから損失が拡大した。慢性的な遅延やインフラの老朽化に直面するなか、長距離部門で14億ユーロの減損処理を実施したことが響いた。同社は大規模な改修を進めているが、遅延に伴う賠償金の支払いや利用客の減少が経営の重荷となっている状況だ。

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ドイツの国営鉄道会社であるドイツ鉄道は、慢性的な遅延とインフラの老朽化に直面しており、2025年度の最終赤字が23億ユーロ(約26億ドル)に拡大したことが関係筋の話で明らかになった。主力である高速列車「ICE」の運行に影響を及ぼしている深刻な遅延により、長距離部門において14億ユーロの減損処理を余儀なくされたという。ドイツ鉄道の広報担当者は詳細についてのコメントを避け、3月27日に予定されている決算発表を参照するよう求めている。同社の利払い・税引き前利益(EBIT)は3億ユーロとなった。2024年度の最終赤字は約18億ユーロであったが、今回の結果はそれをさらに下回る形となった。現在、同社は老朽化した主要路線の刷新を目指す数十億ユーロ規模の大規模プロジェクトを推進しており、特定の区間を数ヶ月間にわたり完全に閉鎖して工事を行っている。こうしたインフラ部門の改修作業は、列車の遅延に対する乗客への補償金支払い義務が生じるため、鉄道運行部門の収益を圧迫している。また、遅延や運休を回避するために自家用車や航空機を利用する旅行者が増えており、旅客需要の伸びが鈍化することも懸念されている。

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