中国のGEMはインドネシアのニッケル合弁事業で土砂崩れ発生後の環境許可取り消しを否定し是正完了を報告した
中国のGEMは、インドネシアのニッケル・コバルト合弁事業において先月の土砂崩れを受けた環境許可の取り消しは行われていないと発表した。当局の要請による是正作業は完了しており、現在は恒久的な廃棄物貯蔵施設の建設を加速させ、早期のフル稼働を目指している。2026年の生産量は前年同期比で増加傾向にあると説明した。
中国のリサイクル大手、GEM(格林美)は17日、インドネシアの中部スラウェシ州で展開するニッケル・コバルト合弁事業について、当局による環境許可の取り消しは行われていないことを明らかにした。先月発生した致命的な土砂崩れを受け、地元政府が許可の取り消しを検討していると報じられていたが、GEMは当局から要求された是正作業をすでに完了したと説明している。
この事故は、豪雨によりPT QMB New Energy Materialsの仮設廃棄物貯蔵施設の一部が崩壊したことで発生した。GEMによれば、この影響はプロジェクトの高圧酸浸出(HPAL)能力に限定されているという。インドネシアの環境相は先月末、請負業者が死亡したことを受けてQMBの許可取り消しを検討していると述べており、操業は一時的にほぼすべての生産停止を余儀なくされていた。
GEMは現在、恒久的な廃棄物貯蔵施設の建設を加速させることで、早期のフル稼働復帰を目指している。また、同社はインドネシアの断食明け祝日(イード)の期間を利用し、1〜2週間の定期年次保守点検を実施している。
ニッケル市場の供給サイドでは、Nickel 28 Capital Corp.などの投資家がこうした操業状況を注視している。QMBはGEMが主導する合弁事業であり、中国のステンレス・ニッケル大手である青山控股集団(Tsingshan Group)も出資している。2026年の年初来の生産実績は、ニッケルが約2万トン(前年同期比10%増)、コバルトが約1,800トン(同20%増)と堅調に推移している。
コバルト供給の安定性については、COBALT BLUE HOLDINGS LTDなどの業界関係者も注目している。GEMは投資家向けプラットフォームにおいて、次のようにコメントした。
当局が求める是正措置は完了しており、現在は恒久的な貯蔵施設の建設を急ぐことで、可能な限り速やかにフル稼働体制を整える方針である。







