米国株は反落して開始の見通しでCPI結果やIEAの石油備蓄放出に関する発表を注視

11日の米株式市場は反落して始まる見通しです。2月の消費者物価指数が予想通りとなったほか、中東情勢を受けたIEAによる石油備蓄放出の発表を投資家が注視しています。エネルギー価格の変動や雇用市場の軟化を受け、Fedによる利下げ開始時期の予想は10月に後退する中、個別では好決算のオラクルが買われています。

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11日の米国株式市場は、主要なインフレ指標の内容を精査し、国際エネルギー機関(IEA)による原油備蓄放出に関する発表を待つ中で、小幅安で取引を開始する見通しです。中東での空爆激化により、戦略的要衝であるホルムズ海峡の通航が一時的に制限される可能性が浮上しており、エネルギー価格は乱高下しています。こうした中、ドイツや日本が供給安定化のために石油備蓄の放出を検討しているとの報道が注目されています。労働省が発表した2月の消費者物価指数(CPI)は、中東情勢の緊迫化に伴うガソリン価格の上昇を背景に、市場予想通りの伸びとなりました。LSEGのデータによると、これを受けて投資家は、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ開始時期の予想を、従来の9月から10月へと後退させています。Regan Capitalの最高投資責任者であるスカイラー・ワイナンド氏は、現状について次のように述べています。> ホルムズ海峡が開放され、中東の混乱が沈静化するまで、連邦準備制度理事会は金利に関するいかなる行動も見合わせる可能性があります。市場の不確実性を反映し、恐怖指数とされるCBOEボラティリティ指数(VIX)は0.75ポイント上昇し25.72となりました。主要指数の先物では、ダウ平均先物が123ドル(0.26%)安、S&P500先物が8.5ポイント(0.13%)安、ナスダック100先物が10.25ポイント(0.04%)安で推移しています。個別銘柄では、オラクル・コーポレーションがAIデータセンター需要の拡大により2027年まで好調な収益が続くとの見通しを示し、時間外取引で株価が10%急騰しました。一方で、原油価格の上昇が重荷となり、アメリカン航空グループやクルーズ大手のカーニバル・コーポレーションといった旅行関連株は軟調な動きを見せています。金融セクターでは、JPモルガン・チェースが特定のプライベート・クレジット融資の評価を引き下げ、同セクターへの融資を厳格化しているとの報道を受け、アレス・マネジメント・コーポレーションやアポロ・グローバル・マネジメントがそれぞれ0.6%下落しました。その他の銘柄では、中東情勢の影響を懸念する油田サービス大手のSLBが2%下落。また、2026年の利益見通しが市場予想に届かなかった防衛関連のエアロバイロンメントは11%の大幅安となっています。食品大手のキャンベルは、関税の影響による業績見通しの下方修正を受けて5.2%下落しました。

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