中東での停戦合意に対する不透明感から原油価格が約5%上昇しホルムズ海峡の供給リスク継続への警戒感が強まる
9日の原油先物市場は、中東での停戦合意に対する不透明感から約5%上昇しました。イスラエルによるレバノンへの攻撃継続を受け、ホルムズ海峡の通航制限が長期化するとの懸念が強まっています。主要な産油国が集まる同海峡の供給リスクは依然として高く、市場ではエネルギー供給網の正常化には時間がかかるとの見方が広がっています。
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中東での停戦合意に対する不透明感が強まる中、世界的なエネルギー供給の要所であるホルムズ海峡の通航制限が継続するとの懸念から、原油価格は約5%急騰しました。米国のWTI原油先物は8%上昇して1バレル99.15ドルに達し、ブレント原油の先物価格も4.7%高の99.14ドルまで値を戻しています。前日は停戦への期待から価格が下落し、WTIは2020年4月以来の最大の下落率を記録していましたが、状況の悪化を受けて買い戻しが優勢となりました。
この背景には、イスラエルがレバノンへの攻撃を継続し、成立したばかりの脆弱な停戦が崩壊の危機に瀕していることがあります。ホルムズ海峡は、イラク、サウジアラビア、クウェート、カタールといった主要産油国からの供給を支え、世界の石油・ガス供給の約20%を担っています。しかし、イランが自国領海への接近を警告するなど支配を強めており、現在の通航量は通常時の10%未満に留まっています。








