トランプ大統領の製造業復活公約に反してオハイオ州の楽器工場が閉鎖を決定し生産拠点を中国へ移転することが判明
米オハイオ州にある楽器大手コン・セルマーの工場が6月末に閉鎖され、150人の従業員が解雇される見通しとなった。トランプ大統領の有力な支持者が所有する企業だが、生産拠点はコスト削減のため中国に移管される。製造業の国内回帰を掲げる現政権にとって、11月の中間選挙を前に労働者の支持離れが懸念される深刻な事態となっている。
Xurve View
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オハイオ州イーストレイクにある金管楽器工場で約18年間働いてきたキース・チカ氏は、自身の職場が閉鎖され、仕事が中国へ移転することを知った際、ある人物に望みを託した。それは、工場の実質的な所有者であり、ドナルド・トランプ大統領の側近でもある億万長者投資家のジョン・ポールソン氏だ。トランプ氏に3度投票したチカ氏は、全米自動車労働組合(UAW)の仲間とともに、ポールソン氏を公に批判することで工場を救おうと試みた。
この戦略は、工場の閉鎖をトランプ氏の掲げる「米国の製造業復活」という公約に結びつけることで、ポールソン氏に圧力をかけるというものだった。ポールソン氏は2024年の選挙戦中、米企業による雇用の海外移転を批判していた。しかし、地元当局者によるポールソン氏への非難や、ホワイトハウスへの請願活動を含むUAWのキャンペーンも、閉鎖を回避するには至らなかった。











