欧州の高額報酬銀行員は依然として9割が男性で投資会社では97%に達するとEBAが最新の調査結果を公表
欧州銀行当局は16日、2024年に年収100万ユーロ以上を得た銀行員の約9割が男性だったとする報告書をまとめました。高金利や市場の変動を背景に高額所得者は前年比9%増の2554人に達しましたが、投資会社では男性が97%を占めるなど、金融業界における根強い男女格差が浮き彫りとなっています。
欧州銀行監督局(EBA)が発表した最新の報告書によると、欧州の金融業界において年収100万ユーロ(約1.2億円)を超える高額所得者の数は増加しているものの、その大半を依然として男性が占めている実態が明らかになりました。2024年に100万ユーロ以上の報酬を得た銀行員の約9割が男性であり、投資会社においてはその割合がさらに高く、高額所得者の97%が男性でした。 この調査結果は、金融セクター全体におけるジェンダーバランスの変化が遅いことを浮き彫りにしており、上位職における進展が限定的であるというEBAのこれまでの警告を裏付ける形となりました。銀行や投資会社における高額所得者の数は、金利上昇による高い収益性、不安定な市場での活発な取引、そしてディールメイキング(取引成約)の回復に支えられ、前年比9%増の2,554人に達しました。為替市場では、ユーロとドルの動向を示す EUR/USD などの通貨ペアも、こうした金融環境の影響を反映しています。 銀行などの信用機関では、7桁の報酬を得る層のうち男性が占める割合は89%強で、前年からほぼ横ばいでした。一方で、投資会社では、高額所得者の数が急増したにもかかわらず、男女間の格差はさらに顕著なものとなっています。EBAは、欧州の金融システム全体において、特に上級職や高額報酬を伴う役職でのジェンダーバランスの達成が、規制当局および各企業にとって引き続き優先事項であると強調しています。 > 欧州の金融システム全体において、特に上級職や高額報酬を伴う役職でのジェンダーバランスの達成は、規制当局および各企業にとって引き続き優先事項である。







