商船三井が運航するLNG船がホルムズ海峡を通過しイランでの紛争開始後で初の日本関連船による航行を記録した
商船三井は3日、同社が共同保有するLNG船がホルムズ海峡を通過したと発表しました。イランでの紛争開始以降、日本関連の船舶が同海峡を通過するのは今回が初めての事例となります。依然として45隻の日本関連船が足止めされている状況ですが、フランスや中国などの船舶に続き、日本側も安全を確認しつつ航行を再開させた形です。
日本企業が所有する液化天然ガス(LNG)タンカーが、中東の要衝であるホルムズ海峡を通過したことが明らかになった。共同所有者である商船三井が3日に発表したところによれば、イランでの紛争開始以来、日本関連の船舶が同海峡を横断したのは今回が初めてとなる。

今回海峡を通過したのはパナマ船籍の「SOHAR LNG」で、乗組員の安全は確保されている。商船三井の広報担当者はロイターの取材に対し、次のように述べた。
乗組員の安全は確保されているが、通過の具体的な日時や事前の交渉が必要であったかについては回答を控える。
ホルムズ海峡は、2月末に米国とイスラエルによるイランへの攻撃が開始されて以降、事実上の閉鎖状態に陥っていた。同海峡は世界の石油およびLNG供給の約5分の1を担う極めて重要な航路であり、特に日本は原油輸入の約9割、LNG輸入の約6%をこの海峡に依存している。
日本の国土交通省のまとめによると、金曜日早朝の時点で、日本企業が所有または運航する船舶45隻が依然として足止めされている。報道によれば、その内訳は以下の通りである。
- 原油タンカー:12隻
- 石油製品・化学品タンカー:12隻
- 自動車運搬船:9隻
- LNGタンカー:6隻
エネルギー市場では、供給不安への懸念から北海ブレント原油の価格動向に注目が集まっている。また、地域の緊張感の高まりを受け、防衛関連企業であるH&K AGなどの動向も、安全保障の観点から投資家の関心を集めている。なお、商船三井は先月、同地域で自社が所有・運航する船舶1隻が軽微な衝撃を受けたと発表していたが、原因は不明で負傷者も出ていない。
一方で、他国の船舶による通航も確認されている。船舶追跡データによれば、木曜日にはフランスの海運大手CMA CGMのコンテナ船が海峡を通過した。また、紛争開始以降、中国の船舶やインド船籍のガス運搬船、ギリシャ企業が運航する原油タンカーなども同海峡を通過している。









