インドの株式投資信託への資金流入が3カ月ぶりに増加し米印貿易協定や企業収益の安定が投資家心理を支える
2月のインド株式投資信託への資金流入額は前月比8.1%増の2597億8000万ルピーとなり、3カ月ぶりに増加に転じました。米印間の貿易協定締結による関税引き下げや、企業収益の安定が投資家心理を改善させました。特に中小型株投信への流入が目立ち、外国人も3カ月ぶりに買い越しに転じています。
インドの株式投資信託への資金流入額が、2カ月の低迷を経て2月に増加に転じました。企業収益の安定化や、米国との貿易協定の進展が投資家心理を改善させたことが背景にあります。
インド投資信託協会(AMFI)が火曜日に発表したデータによると、2月の流入額は前月比8.1%増の2,597億8,000万ルピー(約28億2,000万ドル)に達しました。一方で、営業日数が少なかった影響により、継続投資プラン(SIP)を通じた流入額は、1月の3,100億2,000万ルピーから2,984億5,000万ルピーへとわずかに減少しています。

モーニングスター・インベストメント・リサーチ・インディアのヒマンシュ・スリバスタヴァ氏は、市場の動向について次のように述べています。
今月の特筆すべき特徴は、中型株および小型株の投資信託カテゴリーへの流入が急増したことです。
一方で、金ETF(上場投資信託)への投資は、1月の2,404億ルピーから2月には525億5,000万ルピーへと大幅に減少しました。1月には金ETFへの流入額が初めて株式投信を上回りましたが、2月は再び株式への関心が強まった形です。
市場の主要指数については、指標となるBSEセンセックス指数が1.2%下落、ニフティ50指数が0.6%下落しました。その一方で、より広範な市場では小型株が0.3%上昇、中型株が1.2%上昇と、指標を上回るパフォーマンスを見せました。
外国人投資家も3カ月連続の売り越しから買い越しに転じ、2月には2,261億5,000万ルピー相当の株式を購入しました。AI(人工知能)による混乱への懸念からITセクターの銘柄を1,694億9,000万ルピー売却したものの、資本財、金融、金属、エネルギーといったセクターには積極的に資金を投じています。
新たな労働法の影響による一時的な要因はあったものの、全体的な企業収益の改善が買いを後押ししました。また、2月初旬にインドが米国と締結した貿易協定により、インド製品への関税が従来の50%から18%に引き下げられたことも、市場のセンチメントを大きく押し上げる要因となりました。







