インド準備銀行がドル売り介入を実施か 原油価格急騰によるルピーの史上最安値更新を阻止するため市場を下支え
中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の急騰を受け、インド準備銀行がルピーの下落を抑えるためドル売り介入を実施した模様です。週明け9日の市場でルピーは一時1ドル=92.30ルピー付近まで下落しましたが、当局の介入により下げ幅を縮小しました。投資家のリスク回避姿勢が強まる中、アジア通貨が全面安の展開となっています。
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インドの中央銀行が、通貨ルピーの急落を阻止するために外国為替市場で米ドル売り介入を実施した可能性が高いことが、複数のトレーダーの話で明らかになった。原油価格の急騰がアジア各国の通貨を圧迫する中、当局はルピーが過去最安値を更新するのを防ぐ狙いがあるとみられる。

市場関係者によると、中央銀行は国内のスポット市場が開始される前に介入に踏み切った。これにより、米ドル/インド・ルピーは一時92.30付近まで下落していたが、銀行間取引システムにおいて92.20付近までわずかに値を戻した。ルピーは先週、1ドル=92.3025ルピーという過去最安値を記録していた。
今回の市場の混乱は、中東における紛争の激化を背景とした原油価格の20%を超える急騰が引き金となっている。投資家の間では地政学リスクへの懸念が強まっており、月曜日にはアジアの株式や通貨が広範囲にわたって売られる展開となった。こうしたコスト増の圧力は、インド国内で事業を展開するコルゲート・パルモリーブのような消費財大手にとっても、輸入コストの増大という形で影響を及ぼす可能性がある。
市場の動向について、あるトレーダーは次のように指摘した。
中央銀行は国内のスポット市場が開く前に介入し、ルピーは銀行間取引システムで92.30付近から92.20までわずかに反発した。
アジア市場全体が不安定な動きを見せる中、インド当局による為替相場の安定化に向けた動きが今後も注視される。









