米国の第4四半期経常赤字は20.2パーセント減の1907億ドルとなり2021年以来の低水準を記録しました
米商務省が発表した第4四半期の経常赤字は、前期比20.2パーセント減の1907億ドルと約5年ぶりの低水準に縮小しました。所得収支の黒字化や関税の影響による商品貿易赤字の縮小が寄与し、GDP比は2.4パーセントに低下しています。トランプ政権による関税政策が貿易収支に大きな変動をもたらす中での結果となりました。
アメリカ合衆国商務省経済分析局が25日に発表したデータによると、第4四半期の経常収支赤字は前四半期から484億ドル(20.2%)縮小し、1907億ドルとなった。これは2021年第1四半期以来、約5年ぶりの低水準である。ロイターがまとめたエコノミストの予測では2110億ドルへの縮小が見込まれていたが、実際の結果はそれを上回る改善を見せた。第3四半期の赤字額は、当初発表の2264億ドルから2391億ドルへと上方修正されている。国内総生産(GDP)に対する赤字比率は、第3四半期の3.1%から2.4%に低下した。今回の赤字縮小の主な要因は、第一次所得収支の改善と、輸入関税の影響による商品貿易赤字の減少である。ドナルド・トランプ大統領が推進する広範な関税政策は、貿易収支に大きな変動をもたらしている。米連邦最高裁判所によって一部の関税が否定されたものの、トランプ氏はこれに対抗して10%のグローバル関税を課し、将来的には15%まで引き上げる意向を示している。トランプ氏は関税の必要性について次のように述べている。> 貿易不均衡を是正し、米国の産業を保護するために、関税は不可欠な措置である。しかし、エコノミストらはこれらの措置がさらなる関税を招くと指摘しており、2025年1月以降、製造業では約10万人の雇用が失われている。詳細な内訳を見ると、第一次所得収支は第3四半期の25億3900万ドルの赤字から、239億2400万ドルの黒字へと劇的に転換した。第一次所得の受取額は、前四半期の3899億ドルから過去最高の4057億ドルへと急増している。商品貿易赤字は、前四半期の2659億ドルから2415億ドルに縮小した。商品の輸出額は5636億ドルと過去最高を記録した一方で、輸入額は8129億ドルから8050億ドルへと減少した。2025年通年での経常収支赤字は、前年比で693億ドル(5.8%)減の1兆1200億ドルとなった。これはGDP比で3.6%に相当し、2024年の4.0%から低下している。なお、今回の報告書は昨年の政府閉鎖の影響で発表が遅れていた。








