トルコ国防省がエーゲ海での調査活動を巡りギリシャに調整を要求する航行警報を発令
トルコ国防省は、エーゲ海の大陸棚と主張する海域での調査活動について、ギリシャに対し事前の調整を求める航行警報を発出した。今回の通知に有効期限が設定されていないのは異例で、エネルギー資源の探査が進む東地中海での緊張再燃や、周辺を航行する船舶や企業の活動への影響が懸念されている。
トルコ
TR 国防省は、同国が自国の大陸棚と見なすエーゲ海の一部海域において、ギリシャ
GR に対し全ての調査活動をトルコ
TR 側と調整するよう求める航行警報(ナブテックス)を発出した。今回のナブテックスは、ギリシャ
GR の活動に対する異議を唱え、調整を義務付ける内容となっている。特筆すべき点として、トルコ
TR 当局は今回初めて有効期限を設定せずに通知を公開した。これまでの両国による同様の勧告は、特定の活動に対応した一時的なものであった。
北大西洋条約機構(NATO)の加盟国である両国の関係は近年改善傾向にあるものの、エーゲ海における大陸棚の境界線を巡る対立は解消されていない。当該海域は豊富なエネルギー資源の埋蔵が期待されているほか、航空機の飛行や上空の領空権にも関わる戦略的に重要な場所とされている。今回の措置は、東地中海での資源開発を模索する両国間の緊張を再び高める可能性があり、周辺海域で操業する企業の船舶や事業運営にも影響を及ぼす恐れがある。








