世界の中央銀行調査で地政学リスクが最大の懸念事項に浮上しドルの支配力や米国債への信頼も低下傾向に
世界の約100の中央銀行を対象とした調査で、地政学リスクを最大の懸念事項とする回答が約70%に達し、昨年の35%から倍増しました。インフレや金利への懸念が和らぐ一方で、米ドルの基軸通貨としての地位や米国債の先行きに対する不透明感も強まっています。こうした背景から、外貨準備として金への投資を検討する動きも続いています。
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世界の中央銀行の間で地政学的緊張への懸念が急増しており、現在では最大のグローバルリスクと見なされていることが、最新の調査で明らかになりました。合計9.5兆ドル以上の外貨準備を管理する約100の機関を対象としたCentral Banking Publicationsの調査によると、回答した銀行の約70%が地政学を最大のリスクに挙げました。これは昨年の最大の懸念事項であった貿易保護主義に代わるものであり、2024年にガザでの紛争が中東を不安定化させた際の35%から大幅な上昇を記録しています。
今回の調査は1月から3月にかけて実施されました。回答の大部分は2月28日のイランへの攻撃前に寄せられたものですが、1月に発生したアメリカ合衆国とデンマークの間のグリーンランドを巡る対立など、緊張はすでに高まっていました。









