スペースXがナスダック上場を検討しナスダック100指数への早期採用を条件として交渉を進めていることが関係者の話で分かった
イーロン・マスク氏率いるスペースXがナスダック上場を検討しており、ナスダック100指数への早期採用を条件としていることが関係者の話で判明しました。同社は1兆7500億ドル規模の時価総額を目指しており、実現すれば史上最大規模のIPOとなります。ナスダック側も指数採用を早める新規則を導入し、誘致を有利に進めたい考えです。
イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXが、新規株式公開(IPO)の場としてナスダック・インクが運営する市場への上場を検討していることが、複数の関係者の話で明らかになりました。同社は史上最大規模の上場を目指しており、その条件として上場後早期に主要株価指数である「ナスダック100指数」に採用されることを求めている模様です。

関係者によると、スペースXは早ければ2026年6月にもIPOを計画しており、ナスダックへの上場を優先的に検討しています。しかし、ニューヨーク証券取引所(NYSE)も同社の誘致を巡って競合しており、現時点で最終的な決定は下されていません。計画は機密事項であるため、情報を明かした人物らは匿名を条件に語りました。
ナスダック100指数は、世界の主要な機関投資家にとって極めて重要なブルーチップ指数であり、エヌビディア・コーポレーション、アップル、アマゾン・ドット・コムといったメガキャップ・テクノロジー企業の動向を反映する指標として機能しています。
ナスダックは先月、新規上場した超大型企業を早期に指数へ組み込むための「ファスト・エントリー(早期参入)」ルールを提案しました。このルールが適用されれば、時価総額が指数構成銘柄の上位40位以内に入る企業は、上場から1ヶ月足らずで指数に採用されることが可能になります。これは、スペースXやOpenAI、Anthropicといった高評価額の未公開企業を誘致するための戦略と見られています。
スペースXはIPOにおいて約1.75兆ドルの評価額を目指していると報じられており、これが実現すればアメリカ合衆国において時価総額で第6位の企業となります。通常、主要指数への採用には上場から最長で1年程度の待機期間が必要ですが、スペースXは投資家に対して十分な流動性を提供するため、この期間の短縮を重視しています。
主要指数への採用は、インデックスファンドを運用する巨大な機関投資家へのアクセスを可能にし、株主層の拡大と市場での流動性向上に寄与します。経営陣や初期投資家にとっては、ロックアップ期間終了後の大規模な売却による市場への影響を抑えられるメリットもあります。
スペースXの上場は、近年のIPO市場において最大の注目イベントになると期待されています。市場では同社のほかにも、OpenAIやAnthropicといった有力なベンチャー企業が上場に向けた準備を進めており、2026年はIPO市場が非常に活発な一年になると予想されています。










