南アフリカランドがドル高で0.5%下落 中東情勢の不透明感や国内景気先行指数の発表を前に警戒感が広がる
24日の外国為替市場で南アフリカランドは対ドルで約0.5%下落しました。ドル高に加え、イラン情勢を巡る不透明感からエネルギー供給への懸念が再燃し、投資家の間でリスク回避の動きが強まっています。市場では本日発表される景気先行指数や、木曜日に予定されている中央銀行の政策金利発表に高い関心が集まっています。
3月24日の早朝取引で、南アフリカ・ランドは米ドルの強含みを背景に下落しました。投資家は、経済見通しを占う上で重要な中央銀行のデータ発表を前に、慎重な姿勢を強めています。
GMT 06:36時点で、USD/ZARは16.9075近辺で取引され、前日終値から約0.5%の下落となりました。前日の月曜日には、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領が、イランの発電所やエネルギー・インフラを標的にする計画を撤回し、両国間で建設的な協議が行われたと述べたことで、ランドのようなリスク資産への意欲が回復し、直近の損失を一部取り戻す場面もありました。
しかし、その後イラン側が米国との交渉を否定したことで、エネルギーショックへの懸念が再燃し、市場心理は再び悪化しました。

南アフリカ共和国準備銀行(SARB)は、GMT 07:00頃に1月の景気先行指標を発表する予定です。この指標は、新車販売台数、ビジネス信頼感、マネーサプライなどのデータに基づいています。また、市場の関心は木曜日に控える中央銀行の政策金利発表に集まっており、ロイターがまとめたエコノミストの予測では、主要貸出金利は6.75%で据え置かれる見通しです。
SARBの総裁は今月初め、ロイターに対し次のように述べました。 > 中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇を受け、次回の政策決定会合でリスクシナリオを修正する。
エネルギー輸入国である南アフリカにとって、原油高はインフレを加速させる要因となります。
一方、米ドル指数は主要通貨バスケットに対して0.2%上昇しており、供給懸念から原油価格も上昇しています。こうした市場環境の中、消費財大手のコルゲート・パルモリーブなどのグローバル企業の動向も、投資家のセンチメントに影響を与える可能性があります。
南アフリカの指標銘柄である2035年償還政府債券は、早朝の取引でわずかに軟化し、利回りは1ベーシスポイント上昇して8.985%となりました。





