伊財務省高官にインサイダー取引の疑い モンテ・パスキによる買収巡り捜査
イタリア財務省で国有企業管理を担当するステファノ・ディ・ステファノ氏が、銀行大手モンテ・パスキによる買収に関連してインサイダー取引を行った疑いで捜査を受けています。同氏は両行の株式を計約12万ユーロ分購入したとされ、検察当局は買収計画に関する内部情報を不正に利用した可能性があるとみて詳しく調べています。
ミラノ検察は、イタリア財務省()の幹部職員であるステファノ・ディ・ステファノ氏が、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ()とメディオバンカ()の株式を不正に購入した疑いがあるとして、捜査を開始した。この捜査は、MPSがメディオバンカに対して買収提案を行った時期に近いタイミングで、ディ・ステファノ氏が両行の株式を取得した疑いに焦点を当てている。イタリア(
IT)の金融界において、政府高官が関与するこのインサイダー取引疑惑は大きな波紋を広げている。
ディ・ステファノ氏は財務省内で国営企業の管理を担当する財務省の企業保有部門に所属しており、MPSの取締役も務めている。検察の指摘によると、同氏による一連の株式購入額は合計で約12万ユーロに上るという。イタリア財務省は現在、MPSの株式の約5%を保有しており、国家が関与する銀行の経営陣に近い立場にある人物が、買収という重大な局面で取引を行ったことの是非が問われている。









