米エヌビディアが中国向けAI半導体H200の生産を停止しTSMCの製造能力を次世代のヴェラ・ルービンへ転換
米エヌビディアが中国市場向けのAI半導体H200の生産を停止したことが報じられました。同社は受託製造大手のTSMCにおける生産能力を次世代ハードウェアであるヴェラ・ルービンの製造に割り当てた模様です。米国政府による輸出許可は得ていたものの、当面は中国での大規模な販売は見込めないと判断したとみられます。
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米半導体大手のエヌビディアが、中国市場向けに開発した第2位の性能を誇る人工知能(AI)チップ「H200」の生産を停止したことが明らかになりました。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が5日に報じたところによると、同社は製造委託先であるTSMCの生産能力を、H200から次世代ハードウェア「Vera Rubin(ヴェラ・ルービン)」の製造へと振り向けたとのことです。この動きは、事情に詳しい2人の関係者の話として伝えられました。

米国政府は先週、エヌビディアに対し、少量のH200を中国の顧客へ出荷するライセンスを付与したと発表したばかりでした。しかし、今回の生産停止の動きは、同社が短期的には中国での有意義なH200の販売を見込んでいないことを示唆しています。米商務省の当局者も先月、中国の顧客に販売されたH200チップは一つもないと述べていました。
今年1月にはドナルド・トランプ政権がエヌビディアのH200の対中輸出を正式に承認しましたが、輸出プロセスに組み込まれた制限条項(ガードレール)の影響で、実際の出荷は停滞したままとなっていました。
今回の報道について、TSMCはコメントを控え、エヌビディアも現時点でコメントの要請に応じていません。ロイター通信は現段階でFTの報道内容を独自に確認できていないとしています。


