アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が1000億ドルの新基金設立を計画しAIによる製造業の自動化と変革を推進
米アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が、製造業の買収とAIを活用した自動化の推進を目的とした1000億ドル規模の新基金設立に向けて協議していることが明らかになりました。この基金は半導体や防衛、航空宇宙などの主要産業を対象としており、中東の政府系ファンドなどとも巨額の資金調達に向けた具体的な話し合いを重ねています。
アマゾン・ドット・コムの創業者であるジェフ・ベゾス氏が、製造業の買収と人工知能(AI)を活用した自動化の推進を目的として、1000億ドル(約15兆円)規模の新たなファンドの設立に向けた初期段階の協議を行っていることが明らかになった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が19日に報じた。

ベゾス氏は、このプロジェクトの資金確保に向けて、世界最大級の資産運用会社数社と協議を重ねているという。また、数ヶ月前には中東を訪問し、同地域の政府系ファンドの代表者らとも新ファンドについて議論したと報じられている。
投資家向けの資料で「製造業変革の手段」と表現されているこのファンドは、半導体製造、防衛、航空宇宙といった主要産業の企業をターゲットにしている。AIを導入することで、これらの分野における自動化を加速させる狙いがある。
昨年、ニューヨーク・タイムズは、ベゾス氏が「プロジェクト・プロメテウス(Project Prometheus)」と呼ばれる新しいスタートアップの共同CEOを務めると報じていた。このスタートアップは、コンピュータ、自動車、宇宙船の設計や製造に特化したAIの開発に焦点を当てている。
プロジェクト・プロメテウスは別途、最大60億ドルの資金調達に向けて協議中であると、WSJは関係者の話として伝えている。同プロジェクトは最近、ブルー・オリジンのCEOであるデビッド・リンプ氏を取締役に任命した。なお、フィナンシャル・タイムズ(FT)は2月の報道で、同プロジェクトが昨年末にすでに62億ドルを調達したと伝えている。
ベゾス氏本人からのコメントは得られていない。また、プロジェクトの共同創設者であるシェルジル・オザール氏とウィリアム・ガス氏も、ロイターの取材に対し回答を控えている。








