インド・ルピーが対ドルで過去最安値を更新し原油高や中東情勢の緊迫化による経済リスクから売りが優勢となる

インド・ルピーは9日、対ドルで0.6%下落し92.3350ルピーの過去最安値を記録しました。先週から続く中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇が、主要な石油輸入国であるインドの経済リスクとして意識されています。市場ではインド準備銀行による為替介入が実施され、通貨の下落幅が抑制されたとの見方が出ています。

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週明け9日のムンバイ市場で、インドの通貨ルピーが対ドルで過去最安値を更新しました。原油価格の急騰がアジア諸国の通貨を全面的に圧迫する中、中央銀行による介入が下落幅を抑制したと市場関係者は見ています。ルピーは一時0.6%安の1ドル=92.3350ルピーまで下落し、先週記録したこれまでの最安値である92.3025ルピーを塗り替えました。この通貨安の背景には、先週開始されたアメリカ合衆国とイスラエルによるイランへの軍事作戦があり、これが世界的な市場の動揺と原油価格の押し上げを招いています。エネルギーコストの増大は、インドのような主要な石油輸入国にとって大きなマクロ経済的リスクとなり、投資家は新興国資産に対してリスク回避の姿勢を強めています。こうした市場環境の変化は、エネルギーセクターのインフィニティ・ナチュラル・リソーシズや、原材料価格の影響を受けやすいコルゲート・パルモリブといった企業の動向にも波及する可能性があります。トレーダーらによれば、中央銀行が介入を行ったことで、ルピーの下落は一定の水準に抑えられた模様です。

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