深刻な燃料不足に直面するキューバのハバナで自転車の利用が急増し市民の移動手段が大きく変化している現状
米国によるベネズエラ産石油の輸出規制などの影響で、キューバでは深刻な燃料不足が続いています。ハバナではガソリン価格の高騰を受け、多くの市民が移動手段を自転車に切り替えており、自転車教習への申し込みが急増しています。不足する部品の調達に悩みながらも、古い自転車を修理して再利用する動きがハバナ市内の各地で広がっています。
キューバの首都ハバナでは、深刻な燃料不足を背景に、住民たちが古い自転車を修理し、移動手段として活用する動きが急増しています。米国がベネズエラの石油輸出を差し押さえたことで、長年の主要供給源だった燃料が途絶えたことが大きな打撃となっています。

国際的な石油市場でブレント原油の動向が注目される中、同島国では物理的な供給不足が深刻化しています。さらに、米国が石油を供給する国々に対して関税を課すと警告したことを受け、メキシコからの燃料輸送も停止しました。この供給停止により、住民は頻発する停電や、食料、交通費、そして燃料自体の価格高騰という過酷な生存競争を強いられています。

23歳のガブリエラ・バルボン氏は、自動車での移動コストが以前の3倍に跳ね上がったことをきっかけに、初めて自転車に乗ることを決意しました。彼女は地元団体「Citykleta」が主催する練習会で、他の大人たちと共にバランスの取り方を学んでいます。
自転車に乗ることはもはや趣味ではなく、生きていくための必需品です。

Citykletaの主催者であるヤセル・ゴンザレス氏は、当初100人程度の参加者を見込んでいましたが、実際にはその4倍近い人々が登録しました。ハバナの住民たちは、代替の移動手段を必死に求めています。
学びたいという人々が雪崩のように押し寄せています。

ヨアンドリス・ヘrera氏は、4年前に購入した中国製の自転車を約1年間ベッドの下に保管していましたが、現在はそれを仕事や子供の送迎に活用しています。燃料価格が高騰する中で、自転車は最も実用的な選択肢となっています。
燃料が非常に高価な今、自転車で移動する方が現実的です。

この自転車ブームは修理業にも特需をもたらしていますが、同時に新たな課題も生んでいます。修理工のペドロ・カリージョ氏は、需要が爆発的に増えた一方で、修理に必要な部品がどこにも売っておらず、対応できないケースが増えていると指摘しています。
まさに爆発的な需要ですが、どこに行っても手に入らない部品があり、対応できないこともあります。

ハバナの住民たちは、電気自動車の導入や屋根へのソーラーパネル設置など、限られた資源の中で生活を維持するための模索を続けています。







