世界株価が9日続伸しS&P500先物は7000の大台を維持。イラン停戦交渉再開への期待から投資家心理が改善。
トランプ米大統領が昨日の発言でイランとの停戦交渉再開の可能性に言及したことを受け、世界株価は9日連続で上昇しました。S&P500先物は7000の大台を維持し、アジア市場では韓国や台湾の株価が上昇しています。一方でIMFによる世界成長率見通しの下方修正や原油価格上昇への警戒感もあり、欧州市場は慎重な滑り出しとなりました。
世界的な株式相場は、過去最高値の更新を視野に上昇基調を強めています。米国のドナルド・トランプ大統領が火曜日、イランとの紛争を終結させるための協議が、今後2日以内にパキスタンで再開される可能性があると言及したことを受け、市場には楽観的な見方が広がっています。MSCI・オールカントリー・ワールド・インデックスは水曜日に0.2%上昇し、9営業日連続の続伸を記録しました。また、S&P500 Eミニ先物は7,000の大台を維持しています。一方で、エネルギー市場ではブレント原油が0.6%上昇し、1バレルあたり95.33ドルに達しました。これは、米軍が海上封鎖によってイランの海上貿易を完全に停止させたと発表したことが背景にあります。市場参加者は国際通貨基金(IMF)による世界成長見通しの下方修正や、一部のトレーダーが指摘する市場の楽観視についても注視しています。しかし、米国の決算シーズンでは、金融セクターが第1四半期のボラティリティから利益を得ている状況が浮き彫りとなりました。各銀行は、原油価格の上昇が顧客に与える影響に警戒感を示しつつも、好調なトレーディング収益を報告しています。アジア市場は上昇を牽引しており、日本を除くMSCIアジア太平洋株指数は1.5%上昇しました。特に韓国の総合株価指数(KOSPI)は3%急騰し、過去最高値に迫っています。台湾の株価指数も1.9%上昇し、史上最高値を更新しました。対照的に、欧州市場は慎重な滑り出しとなりました。欧州広域の先物は0.1%下落し、ドイツのDAX先物も0.1%値を下げています。一方、トランプ大統領から次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名されたケビン・ウォーシュ元理事は、新たな財務開示で1億ドルを超える資産を保有していることが明らかになりました。承認されれば、史上最も裕福なFRB議長となります。今後の注目材料として、企業決算ではASMLホールディング、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーの発表が控えています。経済指標では、フランスの3月消費者物価指数(CPI)や、ユーロ圏の2月鉱工業生産、ドイツの長期国債入札などが予定されています。










