中東情勢緊迫によるホルムズ海峡封鎖を受けEGAがオマーンのソハール港を経由したアルミニウム輸出入を開始する
中東での紛争激化によりホルムズ海峡が封鎖されたため、アラブ首長国連邦のEGAはオマーンのソハール港を代替ルートとして活用します。原料の輸入や製品の輸出を陸路でソハール港へ運び、サプライチェーンの維持を図る方針です。アルミニウム価格が4年ぶりの高値を記録する中、域内の他メーカーも同様の対応を検討しています。
中東地域での緊張の高まりを受け、世界最大級のアルミニウム生産者であるエミレーツ・グローバル・アルミニウム(EGA)が、輸出および原材料の輸送ルートをオマーンのソハール港へ切り替えることが明らかになった。関係者によると、ホルムズ海峡の封鎖に伴う物流の混乱を回避するための措置だという。米国とイスラエルによるイランへの軍事行動が3週目に入る中、域内のアルミニウム生産者は代替ルートの確保を急いでいる。供給不足への懸念から、先週のアルミニウム価格は1トンあたり3,546.50ドルと4年ぶりの高値を記録し、紛争開始から12%上昇した。現在、多くの企業がホルムズ海峡を避け、ソハールやアラブ首長国連邦のフジャイラといった港へ荷揚げ先を変更し、そこからトラックで目的地へ輸送する体制を整えている。中東は世界のアルミニウム供給の約9%を占める重要拠点で、生産量の約8割が欧米の自動車や建設、包装業界向けに輸出されている。EGAは原料のアルミナをソハール経由で輸入し、ドバイやアブダビの製錬所へ陸送する計画だ。同社のサイモン・ビュルク氏はロイターの取材に対し、次のようにコメントした。>現在の状況への対応について逐次コメントすることはないが、指摘された点には不正確な内容が含まれている。同様の動きは他社にも波及しており、バーレーンのアルミニウム・バーレーン(Alba)もソハール港の利用を検討しているほか、サウジアラビアの紅海沿岸にあるジェッダ港の活用も視野に入れているという。こうした供給網の再編は、二次合金メーカーの大紀アルミニウム工業所など、世界のアルミニウム関連企業の調達コストや市場価格に長期的な影響を与える可能性がある。ソハール港自体は過去20年以上にわたり直接的な攻撃を受けた記録はなく、現時点では安全な代替ルートとして期待されている。











