中国の共同調達機関が豪BHP産鉄鉱石の購入制限を解除し国内製鉄所に調達再開を許可したことが判明
中国の鉄鉱石共同調達機関である中国鉱産資源集団が、国内の製鉄所に対し豪BHP産の鉄鉱石の購入制限を解除したと通知しました。昨年9月から続いていた調達制限が終了し、来週から対象製品の受け取りが可能になります。BHP幹部による先週の訪中を経て、数カ月にわたる交渉が解決に至った形です。
世界最大の鉄鉱石消費国である中国は、資源大手BHPグループからの鉄鉱石調達に対する制限を解除しました。関係者がロイターに語ったところによると、国営の鉄鉱石購入機関である中国鉱物資源集団(CMRG)は、国内の製鉄所に対し、BHPの海上輸送貨物を自由に購入できるようになったと通知しました。これにより、数ヶ月間に及んだ対立が解消されることになります。 中国鉱物資源集団(CMRG)は2022年に鉄鉱石調達の集中化と交渉条件の改善を目的に設立されました。同機関は、2026年の供給契約に向けたBHPとの交渉期間中、昨年9月から段階的に購入制限を強化してきました。対象にはジムブルバー・ファインズ、ジンバオ・ファインズ、ニューマン・ファインズといったBHPの主要製品が含まれており、制限期間中は港に荷揚げされたこれらの製品を製鉄所が受け取ることは禁じられていました。CMRGおよびBHPは、現時点で本件に関するコメントを控えています。 この動きを受け、シンガポール取引所の鉄鉱石先物価格は1.48%下落し、1トンあたり103.1ドルで推移しています。これまでの購入制限はスポット市場の供給を抑制し、中国の港湾在庫が先月過去最高を記録した際も、価格を下支えする要因となっていました。海上輸送価格は昨年8月以降、心理的節目である100ドルを概ね上回って推移しており、供給過剰による90ドル割れを予想していたアナリストの期待に反する動きを見せていました。 今回の制限解除は、BHPの幹部が先週中国を訪問し、世界最大の製鉄会社である中国宝武鋼鉄集団や中国アルミ業(チャイナルコ)の幹部と会談した直後に行われました。また、BHPでは7月1日付でブランドン・クレイグ氏が新CEOに就任する予定となっています。








