メキシコのセメックスが米スタッコ製造のオメガを買収し米国市場における建材事業のポートフォリオを拡大
メキシコのセメックスは、米国のスタッコ製造会社オメガ・プロダクツ・インターナショナルを買収すると発表しました。オメガは米国西部に4つの拠点を持ち、年間約2300万ドルの利益を上げています。この買収はセメックスが進める米国での成長戦略の一環であり、建材事業の補完と拡大を目指しています。
メキシコのセメント大手であるセメックスは26日、米国のスタッコ(化粧しっくい)メーカーであるオメガ・プロダクツ・インターナショナルを買収すると発表した。今回の買収は、同社にとって最大の市場の一つである米国において、建設資材のラインナップを拡充する戦略の一環となる。 オメガ社は米国西部に4つの製造拠点を構える非公開企業で、年間約2300万ドルのコア利益(EBITDA)を創出している。買収価格は明らかにされていないが、取引は2026年第1四半期中に完了する予定だ。 セメックスのハイメ・ムギロ最高経営責任者(CEO)は声明の中で、オメガ社の拠点がセメックスの既存の事業エリアと重なっていることから、高い相乗効果が期待できると述べた。 > 買収は当社の米国成長戦略に沿ったものであり、オメガ社の工場や顧客が、当社がすでにセメントや骨材、添加剤を販売している米国西部の多くの州に位置していることから、現在の事業を補完するものとなる。 昨年CEOに就任したムギロ氏は、世界最大級のセメントメーカーである同社の経営効率化を掲げ、非中核事業の売却や人員削減を進める一方で、米国市場での拡大を加速させている。昨年10月には、米国南東部を拠点に砂や砂利、砕石を生産するカウチ・アグリゲーツの株式を買い増し、過半数権を取得した。 セメックスの試算によれば、コスト削減効果を含めたオメガ社の評価額は、コア利益(EBITDA)の7倍未満となる見通しだ。年間のEBITDAが2300万ドルであることを踏まえると、企業価値は約1億6100万ドルを下回ると推定される。









