カナダの1月貿易赤字は36.5億カナダドルに拡大し自動車や部品の輸出不振が響き市場予想を大幅に上回る結果となった
カナダ統計局が発表した1月の貿易収支は、赤字額が前月の13億カナダドルから36億5000万カナダドルに拡大しました。自動車や部品の輸出が21.2%減少したことが主な要因で、市場予想の9億ドルの赤字を大幅に上回る結果となりました。一方でエネルギー輸出は増加しており、原油価格の上昇が今後の支援材料になるとの見方もあります。
カナダ統計局が発表した1月の貿易収支は、36億5000万カナダドルの赤字となり、市場予想を大幅に上回る赤字幅を記録しました。前月の13億カナダドルの赤字から3倍近くに拡大しており、ロイターがまとめたアナリスト予想の9億カナダドルの赤字を大きく上回りました。輸出総額は前月比4.7%減となり、昨年4月以来の大きな落ち込みを見せました。全11項目のうち6項目で減少しており、数量ベースでも5.8%の減少となりました。特に自動車・同部品の輸出は21.2%減と急落し、2021年9月以来の低水準を記録しました。金属および非金属鉱物製品の輸出も8%減少しました。これは主にイギリス向けの金地金の輸出が減少したことによるものです。金鉱大手のバリック・ゴールドなどの動向が注目される中、未加工の金の出荷減が全体を押し下げました。一方で、エネルギー製品の輸出は4.1%増加し、減少分の一部を補いました。エネルギー部門はカナダの輸出総額の約4分の1を占める最大のカテゴリーです。最大の貿易相手国であるアメリカ合衆国との貿易も停滞しました。対米輸出は3.8%減、輸入は3.4%減となり、対米貿易黒字は前月の57億カナダドルから54億カナダドルへと縮小しました。また、米国以外の国々への輸出も6.5%減少しました。一方で、米国以外からの輸入は2.1%増加しており、中国からの産業用機械の輸入増などが寄与しました。統計局は自動車関連の輸出減について次のように説明しています。>カナダ国内での季節的な生産停止が長引いたことにより、自動車の生産台数が減少したことが主な要因です。エコノミストは、中東情勢を受けた原油価格の上昇により、今後のカナダの国際貿易はエネルギー輸出の面で恩恵を受ける可能性があると指摘しています。








