ドイツのシルトロニックが第4四半期の暫定決算を発表し利益と売上高が市場予想を上回る
ドイツのウェハー大手シルトロニックが発表した第4四半期暫定決算は、注文時期のずれにより市場予想を上回りました。AI関連の需要が支えとなった一方、同社は工場閉鎖やドル安の影響を理由に、2026年も厳しい市場環境が続くとして通期見通しの公表を控えています。受注の前倒しが主な要因であり、本格回復の判断は慎重です。
インサイト:
ドイツ
DEのミュンヘンに拠点を置く半導体ウェハー大手のシルトロニック は、2025年第4四バックの第4四半期における暫定決算を発表した。同期の利払い・税引き・減価償却前利益(EBITDA)は8,600万ユーロ、売上高は3億7,200万ユーロとなり、いずれもアナリストの予測を上回った。LSEGが集計したアナリストの事前予想では、EBITDAが7,580万ユーロ、売上高が3億3,370万ユーロと見込まれていたが、実際の数字はこれらを大きく超える結果となった。
同社はこの売上高の大幅な伸びについて、顧客による注文時期の変更が主な要因であると説明している。第3四半期から第4四半期への注文の繰り越し(プッシュバック)が発生したことに加え、本来は2026年初頭に予定されていた注文が2025年後半へ前倒し(プルイン)されたことが業績を押し上げた。CEOを務めるミカエル・ヘックマイヤー michael heckmeier 氏は、人工知能(AI)に牽引された最終市場の多くの分野からの需要が下支えとなったと述べる一方で、価格効果や製品ミックスが引き続きビジネス環境の重荷になっていると指摘した。








